『あるいは佐々木ユキ』/福間健二(2013)
正直にいうと少し物足りない。
でも私がそう思う部分は想像力とかそういった類のもので補えるのかもしれない。
私にとって想像力を働かせるような共感要素がなかっただけかもしれないし、他の人もそう感じているのかはわからないけれど、雰囲気に頼っていますという感じは否めなかった。
詩の中の言葉はとても自由で都合がいい。
それは反復できるし、自分なりに解釈できる。
何を伝えようとしたのか、探り探りで考えていた。
佐々木ユキには両親がいて、兄もいて、でももう一緒には暮らしていない。
今は一人暮らしをしていて、凹凸のない日々を過ごしている。
空っぽの自分に水を注ぐ存在がどこかにいて、その誰かを探している。
誰にでもあてはまるといえばあてはまるし
誰にでもあてはまらないといえばあてはまらない。
詩集を持っていくと学生料金でみれてお得。
mimico.