moiré

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すたじおみみこ





『映画 鈴木先生』

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『映画 鈴木先生』/河合勇人(2013)




「鈴木先生」はひとりの人間の中にいる何人もの自分の存在を再認識させてくれる。
不埒な妄想も、口には出せない欲望も、葛藤も苛立ちも、あってよいのだと教えてくれる。

学生時代、閉鎖的な世界での人間関係や、
大人になったつもりの大人たち、大人になれない大人たち、
気付いているのにどうしようもない社会の理不尽
そういったものが客観的に描かれていてあらためて考える。

考えても解決しないことばかりの世界だ。
それでもこの世界で生きていかなければならないのならどうするか。

アルジェリアで日本人が死んだ。
明日、電車でとなりに乗った人に刺されるかもわからない。
それは防ぎようもない。きっと。

そういう世界。

だけどその中でも生き甲斐や素晴らしいことはあるよねっていうのが「鈴木先生」の締め。
エンドロールも飽きない工夫がされていてよかった。


言葉にできないもやもやしたものを代弁してくれる素晴らしい映画である!






mimico.

melt.

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mimico.

海火事

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誰に何と言えば伝わるのかわからないから
もう死んでしまいたいと思っている。








神様がやってきて
「すべては嘘でした。」
と言ってくれたら楽になれるのだろうか。






それでも悔しいことに
脳裏に焼き付いた記憶が突拍子もなく現れて
心臓をえぐるからもう解決しないんだろう。








「もっと適当に。」
なればいいのにね。







求めることに疲れて
辿り着くのはどこなのか



地球の記録から消えるまで
あと30日。


mimico.


『あるいは佐々木ユキ』

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『あるいは佐々木ユキ』/福間健二(2013)




正直にいうと少し物足りない。
でも私がそう思う部分は想像力とかそういった類のもので補えるのかもしれない。
私にとって想像力を働かせるような共感要素がなかっただけかもしれないし、他の人もそう感じているのかはわからないけれど、雰囲気に頼っていますという感じは否めなかった。

詩の中の言葉はとても自由で都合がいい。
それは反復できるし、自分なりに解釈できる。

何を伝えようとしたのか、探り探りで考えていた。

佐々木ユキには両親がいて、兄もいて、でももう一緒には暮らしていない。
今は一人暮らしをしていて、凹凸のない日々を過ごしている。
空っぽの自分に水を注ぐ存在がどこかにいて、その誰かを探している。

誰にでもあてはまるといえばあてはまるし
誰にでもあてはまらないといえばあてはまらない。




詩集を持っていくと学生料金でみれてお得。




mimico.


波の所在

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海がみたくて飛び出した。
朝になる前に。
朝になったら何かが変わる気がしたから。

海に着いたら空は曇っていて
朝日は雲に隠れていて
誰も私の味方ではなかった。

波は規則的に不規則に
押しては返した。

あの波はもう二度とはやってこない。
今頃は。


mimico.